🦵ACL(前十字靭帯)リハビリに新たな可能性!
フライホイール・トレーニングで回復を加速させる最新研究
<div class=”swl-fadeup”> 膝の前十字靭帯(ACL)再建後のリハビリにおいて、 近年注目されているのが「フライホイール・トレーニング(飛輪式トレーニング)」です。 最新の海外研究では、**従来の筋力トレーニングよりも回復スピード・パフォーマンス向上が大きい**ことが示されました。 本記事では、その研究内容と、医療・リハビリ現場での活用ポイントをわかりやすく解説します。 </div>
🧠 フライホイール・トレーニングとは?
フライホイールとは、重りではなく「回転する円盤(ホイール)」の慣性を利用して負荷をかけるトレーニング機器です。
運動の「押す・引く」だけでなく、戻す動き(偏心収縮)にも抵抗がかかるのが特徴。
💡 筋肉を“伸ばしながら力を出す”動作(=偏心収縮)は、
膝関節の安定性や制動力の回復に特に重要です。
🧩 研究概要:ACL再建後のリハビリ比較実験
世界的ブランド Exxentric社(スウェーデン) のブログで紹介された研究では、
ACL再建後5〜6か月のプロ選手22名を対象に、
「従来型トレーニング」と「フライホイール方式」を6週間比較しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | プロ選手22名(男女) |
| 期間 | 6週間 |
| 内容 | 両群とも同じ運動量だが、負荷方法のみ異なる |
| 比較群 | ①従来法(ウェイト)②フライホイール法(偏心重視) |
📊 結果:フライホイール群がすべての指標で優位
| 指標 | フライホイール群 | 従来法 |
|---|---|---|
| 筋力(等尺性) | +27.1% | +18.1% |
| 垂直跳び | +12.9% | +6.7% |
| 片脚ジャンプ | +23.8% | +13.7% |
| 片脚ホップ | +23.9% | +8.1% |
| トリプルホップ | +14.3% | +5.3% |
✅ すべての項目でフライホイール群が上回る結果
とくに「片脚でのジャンプ・ホップ能力」において大幅な改善が見られ、
実戦復帰に直結する動作パフォーマンスに好影響を与えました。
💬 なぜリハビリに効果的なのか?
1️⃣ 偏心負荷による神経筋制御の回復
ACL再建後に低下しやすい“筋のブレーキ機能”を再学習できます。
2️⃣ 関節への過負担を避けながら高負荷を再現
慣性負荷を調整できるため、再断裂リスクを抑えながら安全に強化可能です。
3️⃣ 動作連鎖・コーディネーションの改善
動作中の“切り返し”“制御”動作を強調できる点が、競技復帰を早める鍵になります。
🏥 医療・リハビリ現場での導入メリット
- ACL再建後の中〜後期リハビリに最適
- 高齢者〜アスリートまで幅広く応用可能
- 限られたスペースでも設置できる
- データ計測機能(出力・速度・パワー)により、定量的な経過観察が可能
⚠️ 注意点と今後の展望
- 被験者はプロアスリートであり、一般患者への適用には慎重な評価が必要
- 長期効果や再発予防については今後の研究課題
- 医療機器導入時は、理学療法士・ドクター監修のもとプログラム設計を推奨
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