【専門家向け解説】ラジオ波の効果とヒートショックプロテインの臨床応用
本記事では、整骨院・整形外科・リハビリテーション領域で注目されている物理療法「ラジオ波」について、解剖学・生理学・整形外科学的な知見をもとに徹底解説します。また、細胞ストレス応答として知られるヒートショックプロテイン(HSP)の観点から、臨床的有用性も紹介し、後半では導入におすすめの機器をご案内します。
ラジオ波とは何か?
ラジオ波(Radio Frequency:RF)は、周波数帯として0.3MHz〜6MHz程度の高周波電流で、組織内部の分子間摩擦によって熱を発生させる非侵襲性の温熱療法です。超音波と異なり、金属プレートや手技と組み合わせることで深層筋・関節包・靭帯まで広くアプローチできる点が特長です。
- 関節可動域制限の改善
- 筋スパズムの緩和
- 局所循環の促進
- 疼痛閾値の上昇
ヒートショックプロテイン(HSP)とは?
ヒートショックプロテイン(Heat Shock Protein, HSP)は、熱・酸化・損傷といったストレスに反応して産生される細胞内タンパク質で、変性タンパク質の修復・分解・再構成を助ける「分子シャペロン」の役割を果たします。
臨床応用で注目されるHSPの作用
- HSP70・HSP90の誘導による細胞修復作用
- 炎症性サイトカインの制御による疼痛抑制
- 免疫系への調整的作用
- 軟部組織リモデリング促進(筋・腱・靭帯)
HSPはラジオ波で誘導できるのか?
ラジオ波機器で局所温度を39〜41℃に維持することで、HSP産生が誘導されることが報告されています(Morimoto et al., 1993)。特に慢性関節疾患や筋膜性疼痛へのアプローチにおいて、HSPの細胞保護作用が治癒促進に貢献します。
参考文献
- Morimoto RI. Cells in stress: transcriptional activation of heat shock genes. Science. 1993.
- Kampinga HH, et al. Guidelines for the nomenclature of the human heat shock proteins. Cell Stress Chaperones. 2009.
導入おすすめ商品:BLOOMEA製ラジオ波機器
フランス発、世界が認めた品質
BLOOMEA(ブルーメア)は、フランス発の先進的ラジオ波機器メーカーで、世界40か国以上の医療・美容施設に導入されています。親会社はWINBACK(ウィンバック)社であり、機器の部品にはWINBACK純正プローブを採用。これは、医療現場でも使用される最高品質の技術です。
なぜ整骨・整形領域に適しているのか
- 高深度での温熱効果による筋膜・靭帯のリリース
- AKA的アプローチや関節モビライゼーションとの併用に好適
- 施術者の身体負担を軽減しつつ高い治療効果を発揮
導入実績の声
「AKAアプローチの前処置に使用することで、可動域改善が明らかにスムーズになった」
「選手のケアにも重宝。筋出力の回復が早いと感じる」など、専門家からも高評価を得ています。
コメント